小山地区医師会 会長のご挨拶

 小山地区医師会のホームページにアクセスいただき有難うございます。
 当医師会は小山市・下野市・上三川町・野木町を活動エリアとし、2市2町の医療機関の医師(開業医や勤務医)約240名を会員として構成された一般社団法人です。
 私たちは地域の皆様に充実した医療を提供するために普段の診療に加え、行政と連携した「各種検診」、「予防接種」、「学校保健」、「介護認定審査」、「在宅医療」、「夜間休日急患診療所」など多くの事業に参加させていただいております。また、地域の事業所に勤める皆さまが健康で快適な職場環境のもとで仕事が行えるよう、専門的な立場から指導・助言を行う「産業医活動」を行っております。
 安心で安全な医療を提供する上で連携は欠かせません。2市2町内の診療所と病院の連携や高度医療を提供する自治医科大学付属病院との連携、更には小山歯科医師会(歯科医院)や小山薬剤師会(薬局)、栃木県看護協会(訪問看護ステーション)、栃木県県南保健所など様々な医療関係機関や団体との連携を重ねております。また、生活圏が密接な結城市と結城市医師会とは予防接種や医療活動において県境を越えた連携を行っています。
 医師は日進月歩の医療を実践するために、知識を広げ、技能を磨き、常に自己研鑽しなければなりません。医師会では会員の資質向上を目的とした講演会や研修会、多職種との合同勉強会にも取り組んでいます。
 令和2年からの新型コロナウイルス感染症の流行は地域の医療にも大きな混乱を招きました。初めて経験するコロナの診療や検査、ワクチン接種は感染対策やワクチンの特性など制約された状況の中で容易ではありませんでしたが、会員の協力と地域の皆様のご理解により着実に困難を乗り越えることが出来ました。
 今後においても新型コロナのような新興感染症が流行する可能性は考えられます。今回の経験を生かすために、新型コロナウイルス感染症について検証し記録しておく作業に取り組んでいます。また、感染症のみならず、大規模災害の発生も想定しなければなりません。災害発生後の医療提供体制を確保するために2市2町や近隣自治体と連携し、役割や情報収集・伝達の方法など、万一に備えた有効な行動計画を決めておく必要があると考え、医師会内に大規模災害対策委員会を設置しました。
 少子化が注目されてから久しく、さまざまな対策がなされていますが、残念ながら目に見えた効果は表れておりません。子どもや子育てに優しい地域づくりを目指し、当医師会は医療面で積極的な協力をさせていただきます。
 皆様が生涯健康で住みやすい地域づくりに小山地区医師会は貢献してまいりますので、ご協力をよろしくお願いいたします。

一般社団法人
小山地区医師会会長
浅井 秀実
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